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Column【わかりやすく解説】燃えるごみと燃えないごみ

【わかりやすく解説】燃えるごみと燃えないごみ

皆様、こんにちは。

今回は燃えるごみ(可燃ごみ)と燃えないごみ(不燃ごみ)について

わかりやすく解説していこうと思います。

普段日常生活において何気なく分別し、ごみを捨ててると思いますが

これは燃えるの?燃えないの?なんて考えたことはございますでしょうか。

その日常の疑問に今回は細かく追っていきたいと思います。

この記事をご覧になっていただくことでより理解が深まり役に立つかもしれません。

それでは見ていきましょう。

※家庭ごみの処分方法は各自治体によってきます。

燃えるごみ(可燃ごみ)とは

そもそも燃えるごみとは何でしょうか。

まずはその定義から見ていきましょう。

可燃ごみとはその言葉通り燃えるゴミのことになります。

では、火をつけて燃えたらなんでもかんでも可燃ごみになるのかというと

そういうわけでもありません。

一体どういうことでしょうか。

基本的には燃えるごみは可燃ごみの分類で良いと思います。

ただし、例外があります。

例えばプラスチック。

プラスチックは石油から作られているものが多いので燃やすことが出来ます。

しかしながら燃やすことで有害なガスを発生させるものはその対象外となります。

本来であれば可燃ごみなのに可燃ごみでは出してはいけないということになってしまいます。

ただし、自治体が保有している焼却炉の性能によって有害ガスを発生させずに

焼却することも出来るため可燃ごみとして廃棄可能な地域もございます。

有害ガスの除去に関しては弊社コラム【金属スクラップのその後】焼成(しょうせい)とはの中の

「燃やした際に発生する粉塵や煙の除去」で触れていますのでご覧になって下さい。

可燃ごみ対象になる廃棄物(※自治体によって異なります)

・台所ごみ・紙屑・軟質性プラスチック・発砲スチロール・木くず、革製品・食用廃油

・ゴム類・紙おむつ・くつ・ベルト・クッション

燃えないごみ(不燃ごみ)とは

それでは燃えないごみについて見ていきましょう。

不燃ごみとはこちらも言葉の通り燃えないごみを指します。

ただし、先程の可燃ごみでの説明でもあったように

燃えるごみでも不燃ごみに分類しなければいけないものもあります。

こちらも自治体によって異なりますので注意が必要です。

こちらも例を見ていきましょう。

・ガラス・陶磁器・鏡・茶碗・皿・電球・金属・電気製品・硬質性プラスチック・缶

一見すると何となく燃えないごみなのだろうと容易に想像が付くと思います。

その中で特に私が感じたわかりにくいなと思ったものは

そうです「プラスチック」です!

可燃ごみでは「軟質性プラスチック」

不燃ごみでは「硬質性プラスチック」

どちらも同じプラスチックなのに可燃ごみと不燃ごみに分類されます。

どのような違いがあるのか見ていきましょう。

可燃ごみの軟質性プラスチック、不燃ごみの硬質性プラスチック

まず容易に想像がつくのは

軟質性プラスチック=柔らかい

硬質性プラスチック=硬い

ということですよね。

次に具体例を見ていきましょう。

軟質性プラスチック・・食品包装、ゴム、フィルム、ラップ

一見するとそれがプラスチック!?となりますよね。

実は組成はポリエチレンやポリプロピレンといった成分から出来ています。

種類の話になってきます。

そんなことはどうでもいいという皆さん。

簡単にわかりやすく説明します。

一般的に我々が普段見ていてプラスチックと思うものはほぼ硬質プラスチックになります。

一方、軟質プラスチックは『ハサミで切れるもの』『薄いもの』『プラマークがあるもの

普段我々がプラスチックと呼ばないものも実はプラスチックだということを覚えておいてください。

ハサミで切れたり、カードの厚さより薄かったり、プラマークがあるものは軟質プラスチック。

上記にあてはまなければ硬質プラスチックという覚え方で大部分は解消できるでしょう。

可燃ごみ、不燃ごみ以外のごみとは

ごみを大きく分けると「可燃ごみ」「不燃ごみ」「粗大ごみ」「資源ごみ」に分けられます。

今回は「可燃ごみ」と「不燃ごみ」についてお話をしてきましたが

「粗大ごみ」「資源ごみ」については

詳しくは【どう処理される?】家庭ゴミの行く末をご覧になって下さい。

今後の環境問題

廃棄物であるごみの問題は世界的な問題となっています。

我が国におけるごみの年間排出量は4167万トンにも及びます。

4167万トンという数字がどんなものか想像も出来ませんよね。

東京ドーム112杯分にも及ぶそうです。

それだけのごみが年間排出されているわけです。

当然全てのごみがリサイクルされ再生しほかの製品へと変わっていけば良いのですが

そうもいきません。

昨今ではプラスチックが問題視されプラスチック製ストローが紙ストローに変わったり、

買い物した際に使用するビニール袋が有料化になったりとごみの排出、そしてリサイクルに力をいれる活動が目立ってきました。

ではなぜ今後の環境問題に目を向けていかなければいけないかというと大きなところで言うと

埋立て地の問題です。

家庭から出したごみの行方は大部分が焼却されるか埋め立て処分されます。

特にプラスチックは燃やすと有害物質が発生するので埋め立てにすることが多いです。

ただその埋立地が約20年後にはなくなってしまうと言われています。

単純に埋め立て地を増やせばいいのではないかという声もあると思いますが

埋立地近隣では土壌汚染や環境破壊につながるリスクもありますので単純に増やすということは

根本的な改善につながっていません。

ですので一人一人が環境問題としっかりと向き合いごみの排出量を低減させること

素材を変えリサイクルに目を向け循環型社会に少しでも協力しなければ

環境を守る』ことが出来なくなるのです。

今回の記事をご覧になっていただいた皆さんに少しでも環境問題について

考えて頂くきっかけになれば幸いです。

それではまた次回のコラムでお会いしましょう。