【それ、捨ててませんか?実はお金になるゴミ】アルミサッシ
こんにちは!株式会社エコ・マテリアルです。
今回のコラムは【それ、捨てていませんか?実はお金になるゴミシリーズ】
の第二弾として、アルミサッシについてお話していきたいと思います。
(第一弾 電線・ケーブル編はこちらから)
これから年末にかけてご自宅や会社の大掃除をされる方も多いのではないでしょうか。
粗大ごみかな…?と思われるアルミサッシですがお金になるのでしょうか?
詳しく調べていきましょう。
・アルミニウムとは
アルミニウムと聞いて一番に浮かぶものはなんでしょうか。
生活に身近なものでいうとアルミ缶やアルミホイルなどがあげられますね。
これらはアルミニウムにほかの金属を加えた合金です。(ちなみに1円玉はなんと99.99パーセントです!)
他にもスマートフォンやパソコンなどの電子機器、車や電車(新幹線)など、
生活のありとあらゆるところにアルミニウムは使われています。
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・アルミニウムの特徴
次にアルミニウムの特徴についてです。
身近な金属であるアルミニウムには以下のような特徴があります。
・軽量(鉄や銅と比べると同じ体積でも約3分の1の軽さ)
・錆びにくい(ほかの金属に比べて錆びにくく耐久性がある)
・熱伝導率がいい(熱をよく伝えるため飲料缶や自動車のエンジン部品に使われる)
・リサイクルしやすい(資源や製造にかかるエネルギーを節約できる)
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・アルミニウムとリサイクル
先に述べたようにアルミの特徴としてリサイクルのしやすさがあげられます。
さらに、アルミニウムリサイクルに必要なエネルギーは、
新たなアルミニウムを精製するのに必要なエネルギーのわずか3パーセントでリサイクルの優等生です。
アルミニウムのリサイクルの推進は、
限りある資源の有効利用ができるため、持続可能な社会を形成することが可能になります。
アルミニウムのリサイクルはまず収集を行い、原材料の分別や前処理を経て、
溶解と絞りという作業を繰り返します。
この作業の繰り返しにより、より高品質なアルミニウムとなるのです。
・アルミサッシとは?
アルミサッシとはアルミニウム製の枠を使用した建具のことです。
近年木製のサッシはあまり使われなくなり、アルミサッシが使われることが多いです。
特に日本はアルミサッシのシェアが先進国の中でも高いとされています。
その理由は、先に述べたようにアルミニウムの特徴に適しているからです。
アルミサッシはほかの素材に比べて耐久性が高く、
見た目も強度があるためすっきりとした仕上がりにすることができます。
また腐食や錆にも強いアルミの性質もメリットとしてあげられます。
他にも価格が比較的安価であることや、入手のしやすさ、
また加工を施すことでほかの素材に比べて長期間利用できることもポイントです。
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(参考)他のサッシの種類について
ちなみに他のサッシの種類として、
・樹脂サッシ(断熱性が高いが厚みが必要)
・アルミ樹脂複合(家の外側にはアルミ、内側には樹脂を使用)
・木製(デザイン性が高いが腐食しやすい)
・スチール(耐火性が高いが気密性や断熱性の面で劣る)
などがあげられます。
・アルミサッシは本当に売れるの?
少し脱線してしまいましたが、アルミニウムサッシは本当に売れるのでしょうか?
アルミサッシを構成するアルミニウムはアルミニウム単体ではなく、
多くはアルミニウム合金という素材です。
しかし、そこからガラスや網を外して枠だけにするとリサイクルすることができるのです!
実はアルミニウムを扱うスクラップ業者では1キロ当たり150円前後で買取されています。
(※ただし違法な回収業者には要注意です!トラブルにならないためにもよく調べてから選ぶことが必要です。)
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・まとめ
アルミサッシは本当に売れるのですね!
リサイクルできることで環境に優しいだけでなく、
粗大ごみの場合はお金を払って回収が必要な場合もあるのに、
ただのゴミがお金に換えられるなんて嬉しいですよね。
今までアルミサッシを売るなんて考えてもみませんでした。
決して日常的に出るゴミではありませんが、
てっきり粗大ごみとして出すものなのだと思っていました。
未使用品ではなく中古の場合も回収してもらって
リサイクルに役立てることができる場合もあるのですね。
第一弾のケーブルや電線同様に、
この世の中にはゴミだと思っていたものでも売れるものがあります!
次回の本シリーズもお楽しみにしていてくださいね!