【それ、捨ててませんか?実はお金になるゴミ】電線・ケーブル
こんにちは!株式会社エコ・マテリアルです。
今回のコラムは【それ、捨ててませんか?実はお金になるゴミシリーズ】の第一弾として
電線(銅線)やケーブルについてお話していきたいと思います!
日頃の片付けでよく出てくるゴミ。
捨てたいなーと思っていてもなかなか処分の方法がわからなかったりしてそのままにしているものってありますよね。
実はそれ、お金になるかもしれません!
今回からシリーズとしてコラムを少しずつ追加していきたいと思いますので
是非更新を楽しみにしていてください!
今回着目したのは電線やケーブル。
ご自宅でよく使われるパソコンや電話機、テレビの配線等でよく電線・ケーブルを目にすることが多いですよね。
私自身も先日片付けをしていたところ様々なガジェットに付属してくるUSBケーブルがたくさん出てきました…!
ほとんど使用していないものですが、お金になるのでしょうか。
気になるので調べていきたいと思います!
電線とは
電線とは、2つに分類され、電気を通す導体のみの裸電線と導体を絶縁体でカバーした絶縁電線のことを指します。
導体に使われているのは多くの場合、銅になります。
絶縁体とは電気を通しにくい物質のことで、
素材としてはポリ塩化ビニールや耐熱性ポリエチレンが広く使われています。
送電線のように人の手が届かない程度の高い位置に設置される場合は裸電線が用いられます。
一方、絶縁電線は建物の屋内のように接触すると人体に危険が及ぶ可能性のある場所で使用されます。
ケーブルとは
2本や3本束ねた絶縁電線の周りをさらにシース(外皮)で覆ったものがケーブルです。
シースは絶縁体が傷ついたり濡れたりしないように保護すること、
またケーブルを扱う人の安全性を高める目的で施されます。
ケーブルは柱や壁、天井への固定配線や自動制御を行う制御回路など、さまざまな用途があります。
また引っ張られたり圧迫されたりしても耐えられる強度を持っています。
つまり電線とケーブルの違いは導体の周りの絶縁体をシースで覆ってあるかいないかの違いです。
では電線とケーブルの違いが分かったところで、どうしてこれらに銅が使用されるのでしょうか。
銅の電気伝導率
数多くある金属の中で、もっとも電気伝導率が高いのが「銀」です。
…ここで銅じゃないので想定外の方もいらっしゃると思います。
銀は電気伝導率のほか、熱伝導率もトップクラスであることに加え、
素材が壊れずに柔軟に変形するため、製品の利用において多くのメリットがある金属だと言えます。
その銀に次ぐ電気伝導率なのが「銅」です。
電気伝導率のほか、加工性にも優れている銅は多くの電化製品や建築物、調理器具などに用いられています。
ではどうしてケーブルなどには銀ではなく、銅が採用されているのでしょうか。
お察しの方もいるかと思いますが、その理由は「価格」にあります。
アクセサリーやジュエリーとしても使用される高価な銀を
大量生産されるケースもあるケーブルなどに用いると莫大なコストがかかってしまことがわかりますよね。
銅は銀よりも安価であるため採用されています。
本当に売れるの?
話が少し逸れてしまいましたが、
今回の本題に戻りましょう。電線やケーブルは売ることができるのでしょうか?
結果:売ることができます!!!
具体的な分類分けは業者によってさまざまですが、主に以下の様に分類されています。
上級品 銅率 60%で銅線1本の径が1.3mm以上のものが上級品とされています。
中級品 銅率45%程度のもの。通信線やCV線・高圧線他、被覆の割合が多い商品が対象となります。
一般品 銅率30~35%程度の電線が対象。家電製品の電線。プラグ・ACアダプタ・タップ等、こたつなど布巻線、LANケーブル、電話線、同軸ケーブル、鉄、ステンの付いている線、クリスマスツリーなどの電飾線。
アンテナ線 電気通信に使われる電線の一種。家電線よりも銅率が低いもの。
なお、電線以外の付着物はゴミとして扱われること、業者によって分類は異なる事をご了承下さい。
まとめ
いかがでしょうか。私たちの自宅で使っているようなものも売ることができるのがわかりましたね。
ゴミとして捨ててしまおうと思ったものがお金になると思うと魅力的ですよね!
ぜひ皆様も片付けの際にこのコラムのことを思い出していただけたら幸いです。
このように、知識がないまま知らずに捨ててしまっているものがもしかしたら皆様のご自宅にもあるかもしれません。
今後もこのような「実はお金になるゴミ」についてのコラムを掲載していきたいと思いますので次回の更新もお楽しみください!