027-386-2628

受付時間:8:00~17:00(平日)

お問合せ コラム
コラムのアイキャッチ

Column【安価?高価?】取引される金属スクラップの世界

【安価?高価?】取引される金属スクラップの世界

皆様、初めまして!こんにちは(^^)

群馬県高崎市にございます株式会社エコ・マテリアルです。

梅雨真っ只中ですが、いかがお過ごしでしょうか?!

蒸し暑い日が続きますが、体調は大事になさってくださいね。

このコラムでは、身近にある廃棄される金属が

*どんな流れで処理されているのか

*どんな物に生まれ変わっているのか などなど・・・

製品として使用された【その後】についてに焦点を当て、たくさんの記事で紹介をしていきたいと思っております!

中々知ることのない廃棄後の世界。

実は私も本コラムを書くのが初めてであり、未知の世界であります!(笑)

私自身も勉強しつつ、皆様にも分かりやすくまとめた内容をお届けしたいと考えておりますので、

どうぞこれからも宜しくお願い致します!

◆金属スクラップとは

早速ですが!今回お届けするのは題名の通り

取引される際の<安価な金属・高価な金属>についてです。

まず初めに説明させて頂きたいのが、今回の記事で説明する“取引される金属”というのは廃棄後の金属の話であるということです。

この廃棄された金属のことを【金属スクラップ】といいます。

金属スクラップは、金属製品を作る過程で出る廃金属のことです。

(細切れにされた状態で見かけることが多いです)

多く見かけるのは、鉄が主成分となっている<鉄くず>ですが、

銅や真鍮・アルミ・ステンレス・亜鉛・鉛なども多く、これらは非鉄金属と呼ばれております。

これらをまとめて金属スクラップと呼んでおります。

…と言われても、どんな物か想像しにくいですよね。

身近なものでイメージをすると、

・アルミ缶、スチール缶

・銅線

・家電製品内の鉄

・鉄筋

・プレス後の廃車

などがあります。

これら金属スクラップは、専門の業者によって回収され、それぞれの金属に分別され再加工に入ります。

中にはそのまま廃棄されてしまう金属もありますが、

ほとんどの金属が新しい製品に生まれ変わり改めて世に出ていきます。

金属もそれぞれの方法でリサイクルされているということですね。

◆安価な金属

たくさんの種類の金属は廃棄され再生されていることがざっくりお分かり頂けたところで。

どの金属が高く売られるのだろう?

と思った方もいらっしゃるかと思います。

ここからは、取引される金属の価格帯についてお話していこうかと思います。

安価な金属の代表は・・・<鉄>です。

鉄は他の金属よりも世の中にたくさん普及しており、多くの道具や製品、機械に使用されております。

・製品を作るにあたり、扱いやすい・加工がしやすい

・合金化されやすい

・多く普及している

抜粋して理由をあげましたが、鉄は需要と供給が安定しているという事柄より、

他の金属に比べ比較的安価に取引されることが多いようです。

また、回収してきた鉄を精錬(金属から不純物を取り除き純度を高めること)する際にも違いがあります。

例えば、アルミを精錬するには大量に電力を消費すると言われておりますが、鉄は少ない電力で処理できるので、再加工の面から見てもコストを抑えられているのが特徴でもあります。

◆高価な金属

鉄とは打って変わり、高価に取引されている金属の代表は・・・<銅>です。

銅は熱伝導性が高い金属として知られております。

近年のコロナ禍の状況において、リモートワークが増えましたよね。

その際に使用されるのがPC・タブレットなどです。

この電子機器に用いられているのが銅であり、出荷数が増えているため銅の需要も増えております。

また、電気自動車の高まりの影響で需要が見込まれているのも要因の1つです。

要は、需要が多いのです。

処理の観点から見ると、銅は不純物を取り除くのが難しいと言われており、この処理がきちんとできていないと銅の特徴である熱伝導性に大きく影響するため、処理に手間がかかるとも言われております。

ちなみに、ざっと調べてみたのですが今日現在の金属買取価格を見てみると

★鉄・・・約50円/kg

★銅・・・約1000/kg

だそうです。。。。

金額に違いがありすぎて、驚きですね!!

◆まとめ

以上のことにより、世への普及率・世界情勢・処理方法により金属スクラップでも高価・安価の違いが出てきているようです。

今は銅が高くても、コロナが収まれば安くなるかもしれないし・・・と、

日によって金属の取引される値段が変わるので、物や製品を売るよりも難しいな~と感じました。

また、今回は大きく<鉄と銅>にしぼってコラム記事を書かせて頂きましたが、なんと!取引される鉄の中にも種類があり、銅の中にも種類があることが分かりました。

金属スクラップの世界は非常に奥深いなと感じました(;^_^)

この奥深さを読み解きながら分かりやすくまとめた記事を更新していけるよう努めてまいりますので、これからもたくさんご覧いただけたら嬉しいです。

金属の廃材をどうに処分したらいいか分からない…

金属のリサイクルについてご要望のあるお客様…

株式会社エコ・マテリアルにお気軽にお問合せ下さいませ(*^^*)

皆様からのご連絡をお待ちしております♩