【いまさら聞けない】MDGsとSDGsの違い
こんにちは。
株式会社エコ・マテリアルです。
皆さん、MDGsって聞いたことがありますか?
よく耳にするSDGsとなんだか似ていますね。
決して書き間違えなどというわけではなく、きちんと存在しているものなのですが、
今回はそんなMDGsについて簡単に解説していきたいと思います。
それではいってみましょう!
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SDGsってなに?
まず、SDGsについて皆さんはどんなものかご存知でしょうか。
近年耳にする機会がかなり増えましたね。
しかし、なんだかその概要は知っているのが当たり前という形で、基礎的な部分は今どきほとんど報道されません。
SDGsとは「Sustainable Development Goals」を略したものです。
和訳しますと「持続可能な開発目標」となります。
難しい言い回しをしているためこれだけでは何のことかよくわかりませんが、
つまるところ社会的に達成するべき世界的な目標と言い換えることができるでしょう。
より具体的なアプローチとして、イラストとカラフルなカラーリングから成る17ヶのアイコン(権利的な部分の関係で引用は控えさせていただきます)で表現された指標が存在しています。
たとえば…
1、貧困をなくそう
2、飢餓をゼロに
3、すべての人に健康と福祉を
4、質の高い教育をみんなに
5、ジェンダー平等を実現しよう などなど
そしてこれら大目標の下にさらに細かい指標が169ヶ設定されています。
このすべてを包括してSDGsと呼んでいます。
より詳しい内容はこちらのコラムをご参照ください。
MDGsってなに?
さて、本題に入りましょう。
MDGsとは一体何なのでしょうか。
これもSDGsと同様に何かの略称であることは容易に想像ができますね。
MDGsとは、「Millennium Development Goals」の略で、日本語では「ミレニアム開発目標」と呼ばれています。
え、ミレニアムって訳さないの?と思われるかもしれませんが、日本語において原義的にはミレニアムとは1000年間という意味です。
ここでいうミレニアムは西暦2000年という意味で、この開発目標が2000年に採択されたことに起因しています。
恐らくですが、日本語にするよりあえてカタカナ表記にしておいた方が、意味が混濁せずにわかりやすいという意図と思われます。
そんなMDGsですが、上述した通り2000年の9月、ニューヨークにて採択されました。
大きな目標が8つあり、より具体的なターゲットが21ヶその中に存在しています。
SDGsと似ていますね。
1、極度の貧困と飢餓の撲滅
2、初等教育の完全普及の達成
3、ジェンダー平等推進と女性の地位向上
4、乳幼児死亡率の削減
5、妊産婦の健康の改善
6、HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延の防止
7、環境の持続可能性確保
8、開発のためのグローバルなパートナーシップの推進
これら8つの指標は2015年までに達成すべきものとして掲げられ、なんと期限までにそれぞれ一定の成果をあげています。
すべての成果をあげるとキリがないので、たとえば1の極度の貧困と飢餓の撲滅について確認してみましょう。
2015年の最終報告書では以下のようにまとめられています。
・極度の貧困(1日1.25米ドル未満で生活)で暮らす人の数は、19億人(1990年)から8億3,600万人(2015年)と、半数以下に減少
・途上国や地域における栄養不良の人々の割合は23.3%(1990-92年)から12.9%(2014-16年)と、ほぼ半減の見込み
・5歳未満児のうち低体重の子どもの割合は、1990年から2015年の間にほぼ半減
※ユニセフHPより抜粋:https://www.unicef.or.jp/mdgs/
個人的に半減というのは驚くべき成果ではないかと思います。
決して簡単なことではないでしょう。
ただ、成果が上がると同時に課題や解決できなかった部分というのもみえてきました。
上述した 極度の貧困と飢餓の撲滅 に関して言えば、以下のような内容です。
・極度の貧困にいる人々の約80%が、南アジアもしくはサハラ以南アフリカで暮らしている
・女性は男性と比べて、有給の仕事を手に入れ難く、より賃金が低く、土地などの資産の入手が限られていることから、貧困に陥りやすい
・低体重児の90%近くが、南アジアもしくはサハラ以南アフリカで暮らす子どもたち
1~8の目標におけるこれらの課題感を引き継ぎ、2030年までに達成しようという目標、
それこそが「MDGs」の後継である「SDGs」なのです。
聞いたことのある方は少ないかもしれませんが、日本でもMDGsに係る取り組みは過去におこなっていて、
たとえばタイ東部臨海開発や開発途上国の農村における灌漑施設整備などの国外向けインフラ支援、ODA(政府開発援助)の増額とアフリカに対するODA倍増などがあげられます。
MDGsへの取り組む姿勢と同様に、日本も国際社会の一員として、これからSDGsに積極的に取り組む必要性があります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
世界中が熱心に取り組んだ結果、きちんと成果を残したMDGs。
その後継であるSDGsも私たちが意識的に取り組むことで、成果を上げることができます。
まずは個人個人の小さな一歩から、はじめてみませんか。
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