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Columnステンレスの正しい捨て方を詳しく解説!

ステンレスの正しい捨て方を詳しく解説!

ステンレス製品は多くの家庭や企業で利用されていますが、廃棄する際には適切な方法を知っておくことが大切です。

この記事では、ステンレスの特徴や使用用途、廃棄方法について詳しく解説します。

リサイクルや埋め立て処理の方法、注意点についても触れ、環境保全に貢献するための具体的な捨て方を紹介します。

ステンレスの正しい廃棄方法を学び、持続可能な社会の実現に一歩近づきましょう。

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様々な金属を売却した動画などもありますので、こちらもあわせてご覧ください。

中澤社長 エコ・マテリアル

ステンレスとは

ステンレス鋼、通称ステンレスは、鉄(Fe)にクロム(Cr)を加えて製造される合金です。

この金属の最大の特徴は、表面に形成される不動態被膜により、酸化や腐食に非常に強い点です。

耐熱性にも優れており、高温下でも性質を維持するため、多岐にわたる産業で利用されています。

また、硬度と耐衝撃性により、耐久性の高い製品の材料としても重宝されています。

ステンレスは日常生活だけでなく、工業分野においても不可欠な素材と言えるでしょう。

使用用途

ステンレス鋼は優れた耐食性と耐熱性から、多岐にわたる用途で利用されています。

家庭内では、耐久性が求められるキッチン用品などのフライパンやナイフ、スプーンなどの食器類に使用されることが一般的です。

また、家電製品にも不可欠で、洗濯機や冷蔵庫、電子レンジの内部構造にも使われることが多いです。

業務用では、食品加工や医療機器にも採用され、その衛生的で清潔な特性が活かされています。

さらに、建築材料や構造材としても重宝され、ビルや住宅の内装・外装材に加え、配管や屋根材にも使用されています。

これらの用途は、ステンレス鋼の物理的性質と環境に対する耐性が高く評価される理由です。

ステンレスを廃棄する際の分類

ステンレスは、耐久性と再利用可能性から、廃棄物処理において特別な取り扱いを必要とします。

特に、事業活動から発生するステンレスの廃棄物は、「金属くず」として分類されることが多いです。

この分類には、「研磨くず」「切削くず」など、さまざまな種類の金属が含まれています。

ここで重要なのは、ステンレスを含む多くの非鉄金属がリサイクルに適しており、品質が劣化しにくいという点です。

実際、環境省が発表したデータによると、金属くずはリサイクル率が非常に高く、全国で発生した金属くずの約95.9%が再生利用されています。

ステンレスの処理方法

ステンレスの処理方法には大きく分けて「埋め立て処理」「リサイクル」の2つがあります。

ステンレスは耐久性が高く再利用が可能なため、できるだけリサイクルされることが推奨されますが、状況によっては埋め立て処理が選ばれることも珍しくありません。

ここでは、それぞれの処理方法について詳しく解説します。

埋め立て処理

ステンレスの廃棄物の中でも、リサイクルが不可能なものは埋め立て処理が行われます。

特に、有害物質が含まれていない金属くずは、環境へのリスクが低いと評価され、安定型産業廃棄物として分類されるのが一般的です。

このような廃棄物は、安定型最終処分場にて処理されます。

一方で、有害物質を含むステンレスは、厳格な管理が必要とされ、遮断型または管理型最終処分場での埋め立てが選択されます。

これらの方法により、廃棄物が環境に与える潜在的な影響を最小限に抑えることが可能です。

リサイクル

ステンレスのリサイクルは、環境に優しい方法と高い効率で注目されています。

令和4年度における金属くずの再生利用率は96%という驚異的な数字を記録しており、これは産業廃棄物全体で最も高い水準です。

ステンレスをリサイクルする際には、最初に不純物の除去が必要です。

この段階では、金属回収を通じて再利用可能な金属を選別し、次に金属精錬プロセスで高純度の金属を取り出します。

精錬プロセスには、液体を使用する湿式精錬、高温で金属を溶かす乾式精錬、電気分解を活用する電解精錬など、複数の技術があります。

これらの方法により、ステンレスは新たな製品として再び市場に送り出されることが可能です。

ステンレスを処理する際の注意点

ステンレスの適切な廃棄処理にはいくつかの重要な注意点があります。

まず、ステンレス製品を廃棄する際には、リサイクルが可能かどうかを確認することが必須です。

リサイクル可能なステンレスは、専門のリサイクル業者によって再利用されるため、環境に優しく資源を有効に活用できます。

また、ステンレスを廃棄する際には、不純物が混入していないかをチェックし、必要に応じて清掃または分類を行うことが重要です。

不純物が含まれていると、リサイクル処理中に問題が発生する可能性があり、資源としての価値を下げてしまうためです。

さらに、廃棄するステンレスの量が多い場合には、事前に地方自治体やリサイクルセンターに連絡を取り、適切な処理方法を確認することも忘れてはなりません。

これにより、ステンレスが環境に与える影響を最小限に抑えつつ、効率的にリサイクルを進められます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ステンレスの正しい捨て方を理解することは、環境保全と資源の持続可能な利用に繋がります。

リサイクルが可能なステンレスは、専門業者によって再利用され、新たな製品として再び市場に出回ります。

リサイクルが難しい場合でも、適切な埋め立て処理を行うことで、環境への影響を最小限に抑えることが可能です。

ステンレスを廃棄する際には、不純物の除去や適切な分類を徹底し、リサイクル率を高められます。

これにより、持続可能な社会の実現に貢献できるでしょう。

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